葉巻百貨<キューバ産・ドミニカ産・ホンジュラス産などの一般シガー>

「酒とシガーはビジネスのパスポート!」と言われる程、これまで世界中の偉人達が創りだした物語の中では、必ず酒とシガーが脇を固めています。このパスポートをあなたのブランディングスキルに、或いはあなたがこれから創る物語の脇役に加えていただければ光栄です。
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THE MACALLAN(マッカラン)
拳闘家のように褐色でたくましいマッカランは、スペイサイドで一番有名な重量級ボクサーであり、いつも新しいことにチャレンジする精神をもっている。そのチャレンジの一環として、マッカランは多年にわたって1800年代以来の自社のボトルを収集し、オークションで購入することまでしてきた。


4000ポンド(6000ドル)で同社が購入した「1874マッカラン」は、在庫のウイスキーをヴァッティングすることによってその特徴を再現するという大胆な試みのきっかけになった。


その際のポイントは、現在好んで使用されているドライ・オロロソではなく、フィノのシェリー樽の強調であると思われた。マッカランの熟成庫には十分なフィノ樽があったので、1874年物と言っても信じられるレプリカが造られた。当時、これはこのとき限りの試行であるように見えたが、以来、さらに3つのレプリカのウイスキーが造られてきている。
1900年代の初期から中期にかけてのマッカランは、十分なカスクが貯蔵されているので、そのレプリカを造る必要はない。これらのウイスキーの一部は、エクセプショナル・シングル・カスクと同社が命名し、近年、一度に1樽ずつ発売されてきた。


1920年代から、大量に貯蔵することはコストが不当に高くつくと思われるようになった。当時、ほとんどのウイスキーはまだカスクの中にあったが、法で定められた最低アルコール度数を蒸発によって下回るのを防ぐために、一部がボトリングされた。1つのホグスヘッドからたった40本のボトルしか造れなかったが、一番容量が多いバットからは548本のボトルが造られたのである。


ベリー・オールドのウイスキーを売り出すことが決定されたが、「べりー・オールド」であることを決めるのは何なのか?30年以上の熟成という定義が与えられた。つまり、1972年以後の蒸留であってはならないのだ。あらゆる年数のものが熟成庫に集められているわけではなかったが、驚くほどにすべての年代がそろっていた。マスター・ディスティラーのデイビッド・ロバートソンとウイスキー・メーカーのボブ・ダルガルノは約600のカスクをノージングして、ヴィンテージのボトリングのために各年から1つか2つのカスクを選んだ。在庫にない年度のものがあれば、マッカランは業界筋や収集家から、カスクや、さらにはケース単位でボトルさえも買い戻した。2003年に発売されたシリーズは「ファイン・アンド・レア」と名付けられ、独特の瓶に入って、ヴィンテージの年代が目立つラベルがついている。このようなパッケージは、在庫から取り出されたボトルや買い戻されたボトルにも適用された。これらはすべて再度新しくボトリングされたのだ。このウイスキーはすべて蒸留所で、人の手で、カスク・ストレングスでボトリングされる。値段の範囲は、最高価格の2万ポンド(33000ドル)から最低価格のミニチュアの65ポンド(110ドル)までである。当初の発売は1万本に達し、総額は1400万ポンド(2300万ドル)を少し下回るものだった。カタログを通じて、あるいは専門店でまた、マッカランのウェブサイトや蒸留所のギフト・ショップでもウイスキーを購入することができる。これらのウイスキーを飲ませるバーさえあるが、価格が非常に高くなることは避けられない。


「私たちは何かを記念するシリーズを少しずつ売るのではなく、シリーズのすべてを入手可能にしたいと思いました」と、デイビッド・ロバートソンは説明している。「例えば、大切な誕生日を祝おうとしている人ならば、生まれた年のウィスキーの贈り物がいいと思うかもしれません。ほとんどのディスティラーは在庫に余裕がなく、その要求を満たすことができません。しかし、私たちにはそれができるのです」。収集家にとって、マッカランほどの魅力を持つ名前はない。マッカランという名前は今では廃墟になっているマッカラン教会に由来している。この教会はクレイゲラキの、スペイ川にかかっているテルフォード橋を見下ろす崖の上にあるイースター・エルキーズ家の敷地内にあった。川を渡るとすぐアベラワーがある。


丘の中腹に住む一人の農夫が1700年代に自家栽培の大麦を使ってウィスキーを造ったと考えられている。マッカラン、認可が可能になった直後に認可された蒸留所になった。1824年のことである。1998年、マッカランが必要とする量を考えるとほんの少しの量でしかないが、この農場は再び大麦のゴールデン・プロミス種の栽培用地として使用されることになった。昔からあった邸宅は見学客をもてなす場所として復元された。
マッカランは長い間、ザ・フェイマス・グラウスなど代表的なものを含むブレンディッドウィスキーの有名な原酒モルトだった。1968年から1969年にかけて同社は、シングルモルトが会社の将来を握る重要な鍵になるだろうと判断した。


伝統的にはマッカランの特徴は大麦のゴールデン・プロミス種に由来してきた。しかし、このスコットランド固有の品種は見つけにくくなっている。栽培が著しく減少してきた理由は、ゴールデン・プロミス種が農民たちに提供する収穫があまり多くないからである。スピリットに関してもまた、そこからディスティラーが得るものはあまり多くない。しかし、そこで生み出されるナッツっぽく、オイリーかつシルキーなフレーバーは美味である。ほぼ1994年ごろまで、マッカランはゴールデン・プロミス種のみを使用してきた。その後に関しては、豊作でウィスキーそのものが減産となり、それが可能となった特別な年もあったが、それ以外のときは、グリストに占めるゴールデン・プロミス種の割合は、30%ないし25%に下がり、20%に近づいた年もあったほどである。チャリオットやオプティックのような一般的な品種がより大きな割合を占めるようになってきた。


ディスティラーの中には、大麦の品種にこだわることなく、生産量についての技術的な仕様を設定する人々もいる。また、イーストについても同様の見解をもつ人も多く、近年に至っては、2種類の酵母を使う伝統を1種類しか使わないように変更した人もいる。このような考え方は、1つの根本的な論点を無視しているように思われる。すなわち、消費者がグラスから得るもねは、生産者がそこに何をつぎ込んだかによるということである。マッカランは、この組み合わせによってそのウィスキーのフルーティーさ、スパイシーなアロマ、そしてフレーバーが強調されると考えている。


マッカランのオイリーでクリーミーなリッチさは、ひときわ小さなスチルを使用することによって強調されている。同社が需要の増加に対応するために生産量を増加させようとしたときスチルの数を増やしたが、スチルを大きくすることはしなかった。スチルの数は1965年から1995年の間に、6基から21基へと増加した。ウォッシュ・スチルはガスバーナーによって加熱されている。このように直火焚きをすることは蒸気による加熱では得られないモルトのカラメル化現象を可能とする。マッカランはまた、業界中でミドルカットされる部分が一番少ないと信じている。
マッカランがシングルモルトの市場に乗り出すと決断したとき、重役たちは在庫を試飲して、自社のウィスキーはドライ・オロロソの樽のものが一番美味しいと判断した。


さて、その樽を入手することにかかる莫大な費用に直面したマッカランは、フレーバーに影響を与える要素は一体何であるかを明らかにするために、徹底的に研究を行ってきている。オークの木が真の意味で成熟するには100年かかり、ウィスキーの熟成はそれからさらに10年、12年かかることを考えれば、この展開はゆっくりしたものとならざるを得ない。


ヨーロッパ種のオークであるクエルクス・ロブールは、タンニンが豊富で、マッカランの特徴である深い色合い、そして、松脂っぽく、スパイシーな(クローブ、シナモン、ナツメグ)香りとフレーバーを与える。
マッカランの現在の見解は樽とシェリーとの間の相互作用もまた重要であるというものである。この作用によって刺激的なタンニンが洗い流され、豊かでまろやかなスパイシーさの発現が促進される。このことは、シェリー自体が生み出すいかなるアロマやフレーバーよりもはるかに重要なものであると考えられる。極論とも言うべきある研究結果は、アロマとフレーバーのほぼ3分の1のみがスピリットに由来し、60%近くがオークによるものであり、10%以下がシェリーに由来すると示唆している。


現在の生産体制で使われるバットは、最初、第一次発酵のモスト(グレープジュース)を3ヵ月間詰めておいた後、2年間ボデガの中で熟成中のシェリーを満たしておく。そのあとでスコットランドに輸送される。マッカランの70%ないし80%はファースト・フィルのバットで熟成され、残りはセカンド・フィルの中で熟成される。ザ・マッカランの代表的なシリーズでは、ファースト・フィルのものとセカンド・フィルのものが、ほぼこの割合でヴァテッドされる。
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